あなたが美容院クーポンサイトを辞めるべき理由

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いま、なぜ美容院クーポンサイトを辞めるべきなのか??

その理由は3つあります。

例えば楽天で買い物するじゃないですか
あなたは最近何か楽天で買われましたか?

仮に、楽天で昨日、スマホの充電器を買ったとします。
ネットですべて完結しますし、期日通りに届く。
楽天の便利さにあなたも満足したとしましょう。

ちなみにその楽天で充電器を買ったのって、
楽天の中の、「どこの販売店」から購入したか覚えてますか ??
(※楽天は、多くの販売店の集合体であるため)

…..覚えてないですよね??

「楽天で買った」っていう事ってあなたにとってすごく印象に残ってるし、おそらくあなたは機会があればまた次回も楽天で買おうと思ってるんですよ。

ただ、それがどの販売店が売ったかって全く覚えてないし、お客さんであるあなたはそもそもそんな事には興味がない。求めているのは楽天を使う事で得られる利便性だから。

これ、美容院クーポンサイトで来店してくるお客さんにも全く似たような現象があるんです。

理由1.お客さんの記憶に残らない

美容院クーポンサイトで予約するっていうのは次回も美容院を予約する際は「美容院クーポンサイトで予約」しようとお客さんは思ってるんです。だって便利だから。ネットで予約完結するし、
ポイントも溜まるし、何よりも正規料金では考えられないくらいの破格の割引だし。

ただ、どれだけ満足したところでお客さんにとっては
来店した美容院が「どこの美容院か」っていうのはほとんど記憶に残らない。

残るのは、「美容院クーポンサイトで美容院に行った」ってことだけ。店名と担当者名すら覚えてないお客さんもいるんじゃないでしょうか??

これは、言い換えれば、来店時にすでに
「美容院クーポンサイト」というサイトの利便性と値引きに対して定着している客であって、
あなたのサロンのブランドそのものに定着しようとしている客ではない、(固定客になる事を目的として来店していない)
ということですね。

そして、それだけではありません。

美容院クーポンサイトを使った集客に依存すると、
追い打ちをかけるようにあなたの美容院にとって以下の都合の悪いことが起きます。

理由2.あなたの美容院のネガティブなネットの口コミを、あなた自身がコントロールできなくなる

 

これは、こちらの記事に詳しく書いてあるので割愛しますが、

ホットペッパーに書かれた悪い口コミは、その美容院にどのような影響を与えるのか?

新規顧客(特に一回のみの来店のお客さん)からの口コミ、
そして、ネガティブな口コミを他社サイトに依存する事になるので、自社でコントロールできません。

コントロール、とは、別に自社の自作自演口コミをできるように、という意味ではありません。どう考えても理不尽な言いがかり、どう考えてもお客さん側が間違っているような口コミ内容でも、その口コミを削除する権限はあくまで「クーポンサイト側」にあるため、美容院側は書かれっぱなし、その件に関して泣き寝入りするしかありません。

例えば、
12:00に予約を入れていたお客さんが、なぜか11:30に美容院に到着し、早く到着したから30分早く受付してくれ、といきなり来たとしましょう。
さすがに前のお客さんの予約が終わらないため、「前のお客さんもいるので、予定時間になったら開始しますね」と説明して、予約時間どおりに12:00から受付を開始した。それなのに、「予約したのに受付で30分も待たされた、最悪」と口コミを書かれる…といった具合です。

こんな口コミを見た一般のお客さんは、

「ああ、この美容院は予約制なのにかなり客を待たせる美容院なんだな」となります。

….こういった理不尽な口コミでさえ、削除する、しないは完全に「クーポンサイト側」の判断に100%依存します。
そして、削除してもらえる確率はかなり低いです。
掲載サロン側にはその権限はありません。

 

理由3.お客さんにライバル美容院をお勧めするメールがガンガン行く

美容院クーポンサイトを辞めるべき3つ目の理由として、美容院クーポンサイト側から、
来店したお客さんのアカウント(メールアドレス)に対してものすごく営業メールが行くんです。

いったいどんなメールかというと、例えば あなたの近隣のサロンの、同じく美容院クーポンサイト掲載サロンを載せて、「こちらの○○サロンっていうのはすごくあなたにとっておすすめですよ」みたいなやつを美容院クーポンサイト側はすごく送るんです。

「こちらのネイルサロンはいかがですか?」とか「エステサロンはいかがですか?」だったらまだ許せるんですけど、あなたの競合相手である近隣の美容院への来店施しメールを、あなたのサロンに過去に美容院クーポンサイト経由で来たお客さんに勧めてくる。

もし、「それってホントなの??」と思うのならば、実際に、あなたのサロンを掲載している美容院クーポンサイトを経由して、近隣の競合他社の美容院に髪を切りに行ってみて下さい。その後、あなたのアドレスには、毎日どっさり、「こちらの美容院はいかがですか??」とまた違うサロンへの来店をほどこすメールがたくさん届くハズです。

これ、美容院経営者からしてみれば、けっこう都合悪いですよね。

せっかく高い広告費を払って呼び込んだお客さんを、
ライバル美容院に送り出すような行為なのですから。

なんで美容院クーポンサイト運営会社はそんなえげつない事をするのか??
それには以下のような理由が考えられます。

美容院クーポンサイトの知られざる裏事情とは…??

あなたを含む、美容院経営者のみんなが美容院クーポンサイトに対して
なぜ高い広告費を払うかって言うと、「来店する新規客のリストを買うため」にお金払ってるんですよね??

という事は、美容院クーポンサイト側からすれば、「新規客を掲載サロンに送客する」というのが彼らの企業にとっては命綱であり、広告主である契約サロンから求められている事になります。サロンに固定客になられちゃうと、「それができなくなる」んです。だって、特定のサロンに固定客になられちゃうと、新規客として他サロンに送客できなくなるから!美容院を次から次へとジプシーのごとく、固定客にならずに新規客として回ってくれるお客様が美容院クーポンサイトには必要なんです。

あなたのサロンを担当している、美容院クーポンサイトの営業マンはこう言いませんか??「ほら、我々のお陰で、今月もこんなに沢山あなたのサロンに新規客が来ましたよ!」って。その新規客って、おもいっきり他社サロンからの「失客」ですからね。

あなたのサロンに訪れた新規客は、
他社サロンがおこなった美容院クーポンサイト集客の「失客」であり、
他社サロンがおこなった美容院クーポンサイト集客の「失敗」である、

という事を忘れないでください。

これを知らずして、
美容院クーポンサイトに広告掲載するサロン経営者の多くは、

美容院クーポンサイトが供給しているネット予約という仕組みを使うことによって、
美容院クーポンサイトにもリストを保有させるって言う事を、知らず知らずのうちに行っています。

広告費を払いながら、美容院クーポンサイトにせっせとお客さんのリストを供給し続けるってのはおかしいですよね??

そしてなにより一番恐ろしいのは、
美容院経営者自身が、リストを搾取されているという痛みにまったく気が付いていないという事です。無知は、経営するうえでは罪です。

 

鎖を引きちぎれ‼

散々、美容院クーポンサイトのデメリットを語ってきましたが、では一体どうすればいいのか??そのデメリットを一切吹っ飛ばせるのが美容院クーポンサイトを介さない、直接広告なんです

それは例えばリスティング広告って呼ばれるもので、
Facebook あるいは Twitter 広告とか Yahoo 広告とか Google のAdWords って呼ばれるものなんですけど

これに切り替える事で3つのメリットがあります。

1.広告配信会社からの営業メールがお客さんへ配信されない

その1つ目のメリットっていうのは、まず広告配信会社からの「営業メールがお客さんに配信されない」です。あなたの美容院へ来店したお客さんに対して、美容院クーポンサイトのように「こちらの美容院はいかがですか」っていうのは絶対行かないです。

 

2.顧客リストが確実に取れる

2つ目が、顧客リストが確実に取れます。私の提唱する予約システムと組み合わせれば、100%メールアドレスが取れます。(その方法は後程、解説します)美容院クーポンサイトは、メールアドレスや住所、氏名などの個人情報がとりずらいですよね。お客様に対して、「こちらのカウンセリングシートにお名前と住所、メールアドレスをお書きください」と言っても、お客のみなさん、メアドや住所って書くのを嫌がるじゃないですか。だから予約時に確実に必要な個人情報を取得できるって、かなりメリット大きいです。

メールアドレスが取れれば、その後に配信するステップメールを通じて、再来店をほどこしたり、バックエンド商品を売る事ができるからです。

3.お客さんがあなたの美容院を能動的(自発的)に発見してくれる

3つ目が、
お客さんがあなたの美容院を「能動的(自発的)に発見してくれる」って言うこと。
これはすごく大きいです。
受動的(受け身)じゃないんですよ

能動的っていうのは要するにお客さんが「あなたの設定した」あなたがこんな悩みを抱えている人にサイトに訪れてもらいたい!と設定した検索キーワードで自主的にあなたのサロンを探して来てくれるっていう事ですね。

細かい検索キーワードになればなるほど、
非常にコンテンツに対して興味の意識が高い人たちになるので、
逆に言うと「髪に対しての悩みが深い人たち」が検索してくるんです。

ホット○○パーみたいな美容院クーポンサイトって言っていうのはどちらかというと
プル型というよりプッシュ型でお客さんが回ってくるので、

「美容院クーポンサイトから、クーポンのポイントが切れるんでポイント消化した方がいいですよ、というのがメルマガで回ってきたので来店しました」

「芸能人のブログを見てたら、美容院クーポンサイトのバナー広告が表示されてたからクリックしてのが来店のきかっけです」

「今日、いまから近所で安く髪切れるところネットで探してたので」

とか、
なんかそういう「意識の低い人(髪の悩みが浅い人)」
が美容院クーポンサイト経由は多いです。

美容院クーポンサイトとは、掲載サロンに「新規客を送客する事」が使命なので、送客したお客さんの「客質」までは考慮していない

それはなぜか??前述しましたが、美容院クーポンサイトとは、掲載サロンに「新規客を送客する事」が使命なので、
送客したお客さんの「客質」までは考慮していないからです。もし仮に、美容院クーポンサイトの営業マンから、
「弊社の美容院クーポンサイトは、客質にもこだわっているんです!」と言われるのであれば、「そもそもじゃあなんで掲載サロンに割引を強要するの??」って話ですよね。

サロンにとって上質なお客さんって、「値引きを要求しない」客であることも大事な要因のひとつであるから。

割引で、質よりも量を重視する、それが美容院クーポンサイトの本質に感じます。そういった理由で、私は直接広告をすごくお勧めします。でも、こういった話をすると、一定の割合で他の美容院クーポンサイトに掲載している美容院オーナーの人にも言われる事があるんですけど、

「ウチは美容院クーポンサイトで集客できてるので十分です」、
「ウチは美容院クーポンサイトでもリピート3割いっているので大丈夫です」
とか、結構言われるんですよ

僕は思うのが「いやいや、美容院クーポンサイトで3割ものリピート率出せてるんだったら、多分、リスティング広告やったらリピート率6割行くんじゃない??もったいなすぎる」と思うんです。何故なら先ほどご説明した、メリット、デメリットを考えると、遅かれ早かれ、美容院クーポンサイトでの集客には見切りをつけた方が良い。だったら一日でも早く、ライバルサロンにに差を付けたいならリスティング広告をマスターした方が良いかと思います。

 

こちらに続きます↓

ホットペッパービューティーを辞めるためにはどうしたらいいか??




美容院経営者のあなたへ


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ABOUTこの記事をかいた人

中小規模の美容院に特化した、「地域ナンバーワン」ヘアケア商品の企画、研究、販売を行う。 美容業界にSNSやブログ等を活用したインターネットマーケティングが普及した黎明期において、自身が運営するコミュニティーが単体22万人越え、累計50万人、ブログ100万アクセス、youtubeの再生数が100万再生越えなど、2006~7年当時、国内の美容業界において美容師個人としては日本一のインターネットマーケッターとしての記録を出す。その経験を活かし、小中規模のサロンオーナーの売上、販売を応援する「株式会社FORCUST」を設立。 4冊の自身の著書のほか、フジテレビ「笑っていいとも」「さまぁ~ず神ギ問」TV朝日「お願い!ランキング」、日本テレビ「ZIP!」などTV出演多数。1冊目の著書はAmazonヘアケアランキングを3年間連続で1位を果たす。