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年間16万8000円をファッション雑誌に払い続けていた。翌月にはぜんぶ捨てるのに。
あなたのサロンは月々仕入れている雑誌代で損をしているって知っていましたか??
現在、あなたの美容院がもし通常の紙でできた雑誌を置いているのであれば、タブレットで読める「デジタル雑誌」にすると雑誌代が安くなります。
ちなみに私が経営している表参道の美容院では、月々に購入している雑誌代は月々14000円、年間16万8000円でした。年間で16万8000円もあれば、ちょっとしたローラーボールなどの機材も買えちゃう金額ですね。これがタブレットで読めるデジタル雑誌にする事で、月々760円(1アカウント380円のプランを2つ契約していたので合計760円)、そして年間のコストが全て合わせても9120円になりました。
実に、年間15万8880円のコスト削減です。今回、どうやってそれを為し得たのかのかを皆さんとシェアしたいと思います。
雑誌にかかるコストは購入費用だけではない
雑誌にかかる費用は購入代金だけではありません。以下のデメリットも考えられます。
雑誌がデジタルではなく有形物である以上、場所もとりますしそれを維持管理するコストもかかります。例えば、掃除の手間、お客さんへの雑誌取り換えの手間など。それらを以下に解説していきます。
雑誌に挟まった髪の毛を掃除するのが手間がかかる
毎日のように、雑誌の間に挟まったお客様の髪の毛を取り除く掃除するのは面倒くさくないですか??ウチの店では、毎朝、「雑誌掃除担当」なるアシスタントスタッフがいて、毎回1ページづつ目視で髪の毛が挟まっていないかチェックしながら掃除をしていました。専用のブラシを使って、雑誌の間をくまなく掃除していました。雑誌の数が多かったので時間にして毎日約50分間。今考えると恐ろしく無駄な時間をスタッフに過ごさせてしまっていたので、もっと生産性のある事にその時間を使わせていたら…と思います。
美容院の雑誌に誰の髪の毛かもわからない切られた髪が入ってたりマッサージ用のクッションにも髪の毛付いてたりしてるのってどうなんだろうなー…2回行ったけどもう二度と行かない。
— そーね (@pez797) May 11, 2018
廃棄コスト
自分の美容院がある市町村によりますが、廃棄する時にお金がかかる場合があるかと思います。購入コスト以外に、さらに廃棄にまでお金がかかる、というダブルパンチです。環境的にも、紙を使った媒体よりも、やはりデジタル化できるところはデジタルにして省スペース化した方が良いでしょう。
店が混雑する時間帯は人気雑誌の奪い合いが起こる
1998年、私がまだ表参道の美容院でアシスタントとして勤めていた頃、カリスマ美容師の影響もあって平日、土日問わず凄まじくお客様が来店していました。詳しくは覚えていませんが、おそらく1日の店の売上は1店舗あたり、数百万円は軽くいっていたと思います。1ヶ月間の売上じゃないですよ?たった1日の売上、です。
そんな忙しい店だったのにかかわらず、店が用意している雑誌数はほんの少しだけだったので、お客様に出す雑誌はもうスタイリスト、アシスタントも合わせて取り合い、奪い合い。
当時、アシスタントだった私はちょっとテーブルの上に2秒ほど雑誌をおいて、後ろを振り返るとさっき置いたはずの雑誌はもう他のスタッフに奪われてしまってもう無い。たった2秒目を離した隙に、です。もうここまで来るとフランスのスリもびっくりな窃盗テクニックです。その雑誌は2秒目を離した隙に、隣にある私から10mほど離れたお客さんの元にスタイリストによって勝手に持っていかれてました。もちろん、その後持って行ったスタイリストが2秒目を話した隙にテーブルからその雑誌を奪還し返しましたが。笑
これは本当にあった例ですが、他店舗展開している美容院、もしくはセット面数の多いサロンは、現実的にこのような事が起こっているのではないでしょうか??
(一人で営業しているサロンさんはこのような事は無いと思いますが)
お客様からの「雑誌変えてください」への対応が面倒。
土日のものすごい混雑時に、お客様を待たせないように忙しくスタッフ全員が動いている中で、お客さんから「雑誌変えて欲しいから新しいの持ってきて」と言われる時ってありませんか??それこそ1分1秒でも急ぎたい時に限って、です。そんな時のイライラはタブレットにするともうそんなイライラはありません。雑誌の種類はデジタル雑誌の場合、例えば楽天マガジンだと250冊以上のラインナップがあります。
重い雑誌は年配のお客さんから嫌がられる
週刊誌が若い女性向けのRayやCanCamのように、ずっしりと厚みがあるような作りではなく、重量が「軽く」作られているワケはご存知ですか??
それは、実際にRayやCanCamを手にとってもらうとわかると思うのですが、あのずっしりとした「重さ」はある程度の高齢の方には重すぎて好まれません。美容院でも高齢のお客様に「軽い雑誌を持ってきて」と言われた経験はありませんか??美容院でカラーの放置時間などを待っている間、あの重さを膝の上に抱え続けるのが苦痛なのです。
iPadでdマガジンの雑誌を読む生活に慣れると、紙の雑誌は重い。美容院で髪切りながら読むと腕疲れちゃう。
— peko (@peko409) May 24, 2019
これは、最近の若い世代にも同じような現象を感じます。彼らは、タブレットやスマートフォンを幼少期から使っている世代なので、雑誌よりもむしろタブレット、スマホの方を好む傾向にあります。最近の雑誌は小型で軽く作られているのをご存知ですか??私もコンビニで「JJ」を見かけた時、その小ささに驚きました。現代の若者に合わせて、カバンにコンパクトに収まる携帯性、そして軽い重量で、以前の「重くてデカい」というファッション雑誌のイメージを覆そうとするのが狙いでしょう。出版物はますますこの流れになっていくと思います。
美容院で雑誌渡してくれるけど、あんな重いもん、顔の前まで持ち上げてられないなーって何時も思ってます
— 駿河 (●!●) (@suruga_peda) June 15, 2019
親はデパートで買い物してくというので久し振りに美容院に。
美容院のファッション雑誌って何であんなに分厚くて重いんだろう。
腕が筋肉痛になりそう。
— ミュー (@0720032maro) May 4, 2014
美容院で出されたクラッシィって雑誌、重い。田舎の電話帳より重い。
— 春千代 (@tPbUgnx6eg2Crix) November 26, 2019
美容院の時間は唯一ファッション雑誌を見る時間。
ふむふむ。
雑誌、、、重い。
ジャンプより薄いのに重い_(┐「ε:)_
— テライユキ (@OAtRhELq9BLEznw) March 25, 2020
あと、雑誌はデジタルマガジンと違って有形物なので、重量の他には「保管する場所を取られる」、というコストも見逃せません。小さな美容院では、本棚を設置するだけでも店が狭くなってしまいます。
雑誌をデジタル雑誌に乗り換えれば、全ての問題は解決する。いろいろ試したけど1アカウントで多重接続可能な「楽天マガジン」が1番おススメ
2011年あたりの頃は女性向けファッション誌を扱っているのは「ビューン」というアプリでのサービスくらいしかなく、現在のように雑誌数が250を超える雑誌を要するデジタルマガジンサービスは皆無でした。だからそれを使っていたのですがものすごく使い勝手悪くて不満で。おそらく当時はまだ紙媒体を扱っている出版社のお偉いさんも、デジタル化の波を肯定的に受け入れてる、というよりも寧ろ抗っているようにも見えましたし。あれから10年経って、やっと出版業界全体が私のやりたい事に追いついてきてくれたと言う感じです。私の一押しは「楽天マガジン」です。
楽天マガジンで観れる雑誌の、ほんの一例。250冊以上の雑誌が網羅されている
デジタル雑誌を契約する際は、「1アカウントで1台しか接続できない」業者とは契約しちゃダメ
なぜ私が楽天マガジンをお勧めするか??と言うと、その後散々いろいろなデジタル雑誌サービスを試しましたが、楽天マガジンの最大のおすすめする点は「一つのアカウントで5つのタブレットに同時接続できる」と言うところです。他のデジタルマガジンサービスもかなり調べ上げて検討しましたが、1つのアカウントで1台までしかダメ、みたいな会社が多かった。複数のセット面にタブレットを置いて、お客さんに見せるにはセット面の数だけ契約しなきゃいけないため、セット面数の分のコストがかかります。楽天マガジンは同時重複接続可能なため、その点が気に入って弊社の美容院では楽天マガジンを採用しました。
初めて行った美容院。
雑誌の代わりにiPad渡されて、楽天マガジン読み放題。
好きなだけ読めるし、分厚い雑誌持つの手が辛いから、これすごくありがたい…! pic.twitter.com/OGUhQdA3Lg
— チヒロ / 街歩きエッセイスト (@kamometomachi) May 28, 2018
例えばセット面が5面あるサロンだと1アカウント500円の契約で5席にタブレット置いたら一ヶ月で2500円かかりますが、楽天マガジンだと1アカウントで5台分に同時接続できるので、コストは月々たったの380円になります。しかも250冊も見放題で。
31日間、無料で試せますので楽天マガジンをお勧めします。以下のバナーから申し込んでください。
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僕が気に入っていたのは、店で取得したアカウントで自宅でも(もちろんスマホでも)雑誌を読めるようになったと言う事。あと、自分が普段絶対に買わないようなジャンルの雑誌(例えば釣り情報や車情報雑誌)なども入っていたのが嬉しかったです。わざわざ自分でコンビニで買いはしないけど、あったら読んでみよう、と言う気になれるので教養が広がります。経済情報誌も入っているので、経営者としては嬉しい限りです。